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NMLレポート その3
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)定額制音楽配信サイトであるわけですから、パソコン(以下PC)で音楽が聴ける環境があればOKなのですが、PCの音だといかにも貧弱ですから、それをオーディオにつないで高音質で楽しむ方法を今回は紹介します。
私の接続方法は以下のような信号の流れになっています。

PC > DDコンバータ > CDP(DACとして使用)> AMP > SP

NMLレポート その3_b0091411_22583298.jpgPCとDDCはUSBケーブルで接続、DDCとCDPは同軸ケーブルで接続です。もちろんPCのヘッドホン端子を利用して直接アンプに接続する方法もあるのですが、それだと音質はたかがしれています。(ただしMACipodだとすごく高音質だということなのですがWindowsユーザーの私には確かめようがありません…) DDコンバータ(以下DDC)は前回紹介した雑誌の付録を利用していますが、これがなかなか優れものなのです。以前はONKYOSE-U55というプロセッサーを使ってオーディオと光端子でつないでいました。音の素性は悪くないものの、もう16年以上前のものなので、結構パチッというノイズを拾ってしまうところが難点でした。今回のDDCはまずノイズは皆無と言っていいくらい拾いません。現在は別売のアルミシャーシをつけてオーディオ然としてPCの上に鎮座しています。この前の基板だけのものと比べると全然違って素敵でしょう?雑誌代とパネルその他パーツ(信号用LED)をつけて11000円程度でこれだけのものが手に入るのですから、まさにデジタル技術の恩恵だと思います。

今回このような接続ができるのは、たまたま使っているCDプレイヤーDENON DCD-1650SE にデジタル入力端子があるからなのですが、買った当初(5年前のモデルです)はこのような使い方を想定していなかっただけに、今更ながらお得感を感じてニンマリしてます…。(伝統ある1650シリーズはこのSEの後、REとモデルチェンジしましたが、その後の後継機種は打ち切りとなっているようです。同じ価格帯の現行機種 DCD2500NE にはデジタル入力端子は残念ながらありません。)

さて、肝心の音質ですが、自分の手持ちのCDとネットで配信される同じタイトルのものを聞き比べてみると、確かにCDの方が音の鮮度、濃密感、混濁のなさなどで勝っていますが、ネット配信の方もDCD-1650SEのDACを使っているからでしょうか、かなりいい音で楽しむことができます。BGM的な聴き方ならば、全然問題はないかと思います。私などはCDを購入せずにいろいろと聞き比べができるので重宝しています。
より高音質になったと日本版サイトで年末にクレジットされていました。視聴してみると確かに音の濃密感が増していました。本家NMLでも「premium」と「standard」と切り替えができるようなのですが、IMSLPIDでは選択不可になっているのは残念です。もっともただ同然で聴かせてもらっているわけですから、文句は言えませんが…。
by htskawa | 2017-01-29 23:01 | Audio
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