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DACの導入 その2
今夏の大きなトピックといえば、①2人の初孫誕生 ②PHV車購入 ③DAC導入 になりますが、①がとてもとても大きな比重を占めていたため、②③がかすんでしまったという感じです。長女、次女のそれぞれの娘(8/3生まれ、8/28生まれ)はそれはそれはかわいい。今、里帰り中ですが、おかげですっかり「じじバカ」になっています。いずれ来る別れに涙なしでいられるだろうか…。ということで、DACについて続報をと考えていたのですが、なかなかまとめる時間がとれませんでした。(②についてもいずれ詳しく報告します。乞うご期待。)

時間を見つけては、今までのCDをとっかえひっかえ楽しんでいますが、どのCDもリマスターしたかのような音質の向上にしばし至福の時を過ごしています。前回のまとめを簡単に書いておきます。(主にクラシックのオーケストラ曲を聴いてのです。)
・出てくる音がとてもフラットで鮮明。しかも微粒子のように繊細。
・楽器本来の音が再現される。
・いろいろな小さな音、重なった音、ハモリが聞こえてくる。
・空間もスケール豊かに再現される。
今回は、ピアノ曲、声楽曲、ポピュラー曲、映画音楽等についてのレポートです。


・ピアノ曲(試聴CD ワイセンベルク、グールド、高橋マリ、丸山美由紀等)
音の粒立ちがすこぶるよく再現され、ピアノのもつ力感もよく伝わってきます。ピアノの音像や録音会場の響きの違いもよく分かります。以前聴いていたDCD1650SEに戻ってみると、音の出だしが響きに埋もれてよく伝わってこなかったことがわかります。出だしがしっかりと再現されることでピアノ音楽のよさに目覚めさせられる思いです。(大げさかな…)


・声楽曲(試聴CD シュライヤー、テ・カナワ等のソロ・アルバム)
ソリストの声が今までと比べて一皮むけて、彼らの本当の声が聞こえてくるような気がしてドキッとさせられます。今さらながらソリストと呼ばれる人たちの声の美しさには感動させられます。ただし、合唱曲(第九、レクイエム、オペラの合唱部分)については、音質の向上は感じられるのですが、混濁した感じがどうにも拭えません。合唱録音って本当はすごく難しいんでしょうね。録音のいい演奏を見つけたらまたご報告します。)


・ポピュラー曲(試聴CD ビートルズ、宇多田ヒカル、ユーミン、松田聖子等)
あまり聴かないポピュラー曲ですが、そうした中でもビートルズの音響設計の見事さには舌を巻きます。これが50年以上前に実現されていたとは…。このDACを通すことで、細かい音や絡み、力感が向上し、彼らの意図していたことがさらに鮮明に再現されるようです。日本のアーティストでは宇多田ヒカルの音のよさに注目していましたが、声の再現性や凝った器楽の絡みなど明らかに向上していることが分かります。逆にエコーを効かした一昔前のアイドルものは、音の安っぽさがより露わになり、なんだか悲しい気分になってしまいます。昔、聴いていた時はこうではなかったのに…。

 
・映画音楽(試聴CD スターウォーズ、インディージョーンズ等)
若い頃からさんざん聴いてきたスターウォーズ等の音楽ですが、特にエピソード4のチープなオーケストラ音はハイファイ再生をあきらめていましたが、このDACのおかげで音色自体がなかなかのものだったということに気付かされました。やはりロンドン交響楽団を採用していたのは伊達ではなかったということですね。40年近く前に初めて映画館で聴いた時のあの興奮がよみがえってきました。(その頃の映画館の音響って絶対ひどかったと思うけど…)新しい録音のものは前回ご報告したオーケストラ作品の再生に準じます。


by htskawa | 2017-09-10 22:42 | Audio
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