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第47回定期演奏会 6/30 オーバードホール
b0091411_23391781.jpg今年も上半期最後の日(昨年も同日でした。)に令和初となる第47回定期演奏会をオーバードホールにて開催しました。前日から大雨警報の出ていて天候が心配されましたが、何とか雨も落ちずに演奏会を行うことができました。入場者数は1041人。天候を考えれば立派な数字です。運営の皆さん、お疲れ様でした。それから今回のマエストロ中村暢宏氏。本当にすばらしい指揮者でした。
さて、今回のプログラムです。

ワーグナー 歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
ヒンデミット ウェーバーの主題による交響的変容
ブラームス 交響曲第4番

独墺ものでかためたクラシックの王道とも言えるプログラムでしたね。永年候補には挙がりながら(20年以上も前から…)、技術的、編成的な面で取り上げることができなかったヒンデミットを演奏できたことが一つの目玉でもありました。私は音楽の内容的な充実を味わいたくてブラームスに乗りましたが、ステージ脇で聴いたヒンデミットは本当に面白かった…。それでは、プログラム順に振り返ってみましょう。

ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲は、富山シティフィルで取り上げるのは初めてのはずですが、多用されるヴァイオリンの分奏弦、管楽器の分厚いけれども繊細なハーモニー等、この美しい佳品を見事に表現できたように感じました。

2曲目のヒンデミットのウェーバーの主題による交響的変容は、聴き所、見所満載の曲ですが、まず、第3楽章のフルートの長大なソロを見事に吹ききったパートリーダーのSさん、素晴らしかったです。ブラヴォー!他にも随所で出てくる管楽器のソロ、管楽器のアンサンブル、超絶な音階の弦楽など凄演でした。富山シティフィルはこんな困難な曲も演奏可能になったのね…。私はこの曲は降り番だったので、昨年の演奏会同様、録画指示係をステージ横で行っていましたが、切り替えが頻繁に必要な曲だけに、とても疲れてしまいました。(ブラームス本番前のいい息抜きにはなりましたが…)

メインのブラームス交響曲第4番。オーケストラで演奏する中で私が最も好きな作曲家です。中村氏の振るブラームスは、楽譜に忠実でいて、かつ彼が言う「行間を読んで」演奏することが見事に実践された演奏になっていました。伸び縮みするテンポ感や総奏でのアインザッツが本当に演奏していて楽しかった。演奏者にとっては、クラシック音楽のまさに醍醐味を味わえた演奏だったと思います。リハーサルの時に中村氏は「演奏者が演奏しながら感動するからこそ、聴衆も感動できるのではないか…」とおっしゃっていました。異論もあるかもしれませんが、私は大賛成です。というか自分自身も演奏しながら、めちゃくちゃ感動していました。指揮者の意図通りに演奏しようとする冷静な自分と、音楽に浸ろうとする熱い自分が一緒になった40分間だったと思います。中村氏と演奏する本番が終わるのが、本当にずっと続いてほしいと思っていました…。

今回は希望して第1ホルンを担当させてもらいました。本番までに、仕事や家庭のいろいろな都合で練習を休まなければならないことも多く、パートの皆さん方には大変迷惑をかけてしまいましたが、日常の練習など、自分なりに十分準備をして本番に臨みました。その成果というか、いつもブラームスの後は後悔がたくさん残るのですが、今回は自分としては概ね満足できる出来になったのではと思っています。一番気をつけたのが、前日からのスタミナ配分でしたが、本番では第3楽章あたりで少し苦しくはなりましたが、何とかうまく乗り切れたかなと思います。(ずっと吹きっぱなしがない等、その辺りのこの曲でのブラームスのパート配分も絶妙なのです。)それでも、メインのトップを吹けるのはそろそろ…と感じるのも事実です。悩ましい…。

あと今回の演奏会に、千葉大オケの時の友人が聴きに来てくれていました。久しぶりに会ったのでビックリしたのと懐かしかったのと、ありがたいことです。

# by htskawa | 2019-07-03 23:47 | Music | Comments(0)
VIENNA HORNS
b0091411_22593806.jpg「VIENNA HORNS」はウィーンで活躍する奏者が集ったウインナホルンだけのアンサンブルの名前です。最初に聴いた1枚がすばらしかったので、残りもすべて入手してしまいました。この3枚のアルバムは、ホルン吹き及びホルンファンには必聴ものです。特に普通のホルンとウインナホルンの音の違いがわかる人には極上の音による至福の時を提供してくれます。ウインナホルンの音ってなんてすばらしいんだと思ってもらえることうけ合いです。


このアルバムは大学時代の友人に教えてもらったものなのですが、耳にするまでは、ウインナホルンらしく(Fシングルホルンなので)もこもこした感じのアンサンブルを予想していましたが、ウインナホルンの音ってこんなに切れ味がよくって、ハイスピードな感じ(立ち上がりがよい!)なことに衝撃を受けました。もちろん、ホルンらしさを生かしたアレンジも考えられたものではあるのですが(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「市民のためのファンファーレ」までホルンだけで演奏しているんですから…)、それ以上にこのCDで聴くホルンの音がすばらしい。


ロングトーンでのハモリなどまさに鳥肌ものです。豊かな厚みのある低音もすばらしいが、それ以上にハイトーンがすばらしい!ハイGやハイAも楽々と、それもホルンらしい音で吹いているんです。ウインナホルンってFシングルでしたよね?こんな音が出るんだ。ブックレットにもわざわざ「すべてウインナホルンで演奏しています」と但し書きがあるくらいです。ウインナホルンに対する認識が一変してしまいました。
また、このアルバムには曲ごとにどのパートを吹いているかも一覧になっています。おなじみのウィーンpoのトムベックが大活躍しますが、彼と同じくらいトップを吹いているのがトーマス・イェブストゥル。私は知りませんでしたが、最近のウィーンpoの映像を観ると確かに吹いていますね。こんなものすごい奏者がいるのならウィーンpoもまだまだ安泰ですね!
Amazonで試聴できますので、興味のある方はこちらへ。まず最初の1枚はこの「DIRECTOR's CUT」がお薦めです。




# by htskawa | 2019-04-27 23:08 | Classical CD | Comments(0)
とやま音楽文化協会 設立記念 会員のつどい 2/17
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2/17(日)に北日本新聞社ホールで行われたとやま音楽文化協会設立記念の会員のつどいに行ってきました。(富山シティフィルハーモニー管弦楽団の団長も実行委員として参画しており、私はその団員という立場で参加してきました。)この協会には、県内のプロの演奏家はもとより、指導者、アマチュアの演奏団体等も会員として名を連ねているそうです。写真のような立派なロゴマークもあるんですよ。(グラフィックデザイナーの伊藤久恵氏による)


設立の記念式典に引き続き、記念卓話と題して本県出身のトロンボニスト廣瀬大悟さん、ピアニストの清水香里さんの自らの体験談やこの協会の活動への意気込み等についてスピーチがあり、後半は県内出身演奏会による記念演奏会でした。それぞれ短い時間ながら、金管五重奏、フルート2本とピアノによる三重奏、ピアノ三重奏を楽しませてもらいました。中でも私たちのオーケストラともなじみが深いヴァイオリニストの渋谷優花さんが出演されたブラームスのピアノ三重奏曲第1番第1楽章が聴き応えがありました。


この協会は、音楽文化の創造と発展を図るための事業と活動を行い音楽文化の高揚と音楽文化が香るまちづくりに寄与することを目的として設立されました。トロンボニストの廣瀬さんが卓話の中で語っておられましたが、ようやく富山でもこの会に参加されたようなプロの演奏家が身近になってきたという感じです。今後、本県において演奏家の需要をどのように掘り起こしていくかが課題になると思いますが、こうした方々が中心になって、本県の音楽文化をさらに盛り上げていただけることを期待します。私たちはアマチュアという立場で、そのすそ野を少しでも広げるお手伝いができればと考えています。


# by htskawa | 2019-02-23 10:56 | Music | Comments(0)
第46回定期演奏会 2/10 in 富山県民会館
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厳寒の中、富山県民会館において富山シティフィルハーモニー管弦楽団第46回定期演奏会が行われました。会場の都合でオーバードホールではなく、富山県民会館での演奏会となったわけですが、入場者数は900名を超え、この会場のキャパとこの季節を考えると大入りだったと思います。足下の悪い中、ご来場の皆様に感謝申し上げるとともに、指揮者の土井浩先生や運営の皆さんも労いたいと思います。どうもありがとうございました。


さて、今回のプログラムです。
 1 ムソルグスキー はげ山の一夜
 2 ドリーブ バレエ組曲「シルヴィア」
 3 シューベルト 交響曲第7番「未完成」
 4 ラヴェル ボレロ
 5(アンコール)J.シュトラウス ポルカ「雷鳴と電光」

なかなか一貫性のないごったになプログラムですが、選曲に関わっていた身としては、いろいろなパートの最近の希望が一気にかなえられたプログラムと言えましょう。最近の富山シティフィルの力が試されるものというか…。それでは振り返ってみましょう。


オープニングは、ムソルグスキー交響詩「はげ山の一夜」。最近はやりの原典版ではなく、オーソドックスなリムスキー・コルサコフ版なのですが、シティフィルが取り上げるのは何と1989年以来30年ぶりなのですが、いろいろな意味でオーケストラの進化を感じた演奏でした。以前から見ると弦楽器の人数がほぼ倍増していますので、金管打楽器のフォルテにうまくバランスした編成で演奏できていたのではないでしょうか。魑魅魍魎が跋扈する一晩の様子がダイナミックに表現できていたかと思います。いつか原典版で演奏できないものかしら…。


2曲目はドリーブバレエ組曲「シルヴィア」。以前から候補にはなってきていた曲ですが、演奏会で取り上げるのは今回が初めてでした。ワルツや「バッカスの行進」など著名な曲の入った組曲でしたが、それぞれの描きわけがよくできていたかと思います。私の今回の出番はこの曲だけで(2番)、楽しく吹けはしたのですが、今まで取り上げた著名な作曲家の作品と比べるとオーケストレーションが落ちるというか、曲想が貧弱というか…。実際に演奏してみて、今まで取り上げる決定打とならなかった理由がわかったような気がしました。(ドリーブ好きな人、ごめんなさい)


3曲目はオーケストラ名曲の定番であるシューベルト未完成交響曲。この曲もシティフィルで取り上げるのは1988年以来の31年ぶりとなります。落ち着いたいい演奏だったかと思います。ホルンの人数が膨張しているシティフィルではこの曲のようなホルン2本の曲というのは最近取り上げづらくなってきていましたので、今回のプログラミングだから選曲されたと言ってもいいかもしれません。演奏会の1週間前に一度代奏したのですが、やはりこうした名曲は面白い。古典ホルンの醍醐味が味わえるというか、オーケストラ演奏のエッセンスが詰まっているというか…。


メインはラヴェルボレロ。ソロの力量が丸わかりの上、オーケストラのダイナミックレンジに対するセンスが問われる曲です。パートによってはベストな人選ではなかったのかもしれませんが、概ねソロは及第点だったかと思います。私が今回注目したのは、ソロではなく伴奏の方です。何故かというと、1985年ジルベスターコンサートカラヤン指揮ベルリンpoの映像が今もってこの曲の最高の演奏だと思っているのですが、ソロはもちろん、この時のピツィカートを弾く弦楽器の雄弁さと言ったら…、弦をはじいた後の手の上がり方が半端なかった。こんなところもこのオーケストラは手を抜かなかったのですね。さて、私たちのオーケストラ、そこまで気合いを入れて伴奏していた方が少なからず見つけることができたのが嬉しかった!

いろいろなことに思いを馳せた今回の演奏会ですが、次回6月の第47回定期演奏会に向けてまたがんばっていきたいものです。


# by htskawa | 2019-02-12 21:34 | Music | Comments(0)
2019ウィーンpo ニューイヤーコンサート
新年明けましておめでとうございます。今年も富山シティフィルハーモニー管弦楽団 & MORE TOYAMA CITY PHILHARMONY をよろしくお願いします。
さて、新年2日に録画してあったウィーンpoニューイヤーコンサートを試聴しています。今年のマエストロはドイツの指揮者クリスティアン・ティーレマン若い若いと思っていましたが、彼も今年で59歳。腕の振りが独特ですが、彼の指揮好きです。

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今年のコンサートでもいい演奏がたくさんありました。ヨハン・シュトラウスⅡ「北海の風景」、歌劇「ジプシー男爵」序曲、歌劇「騎士パスマン」からの2曲、「芸術家の生活」「エジプト行進曲」「美しき青きドナウ」、ヨゼフ・シュトラウスの「天体の音楽」など印象に残っています。演奏会前のトークで初めて知ったのですが、演奏会ごとに1冊その時の指揮者用のスコアを作っているとのこと。今回も「ティーレマン」の名前の入った指揮者を実際に見せてくれていました。どうりで曲ごとに楽譜を運んだり、指揮者がスコアを探したりする姿が見られなかったわけだ…。


さて、今年もホルンの今年の目標を立てました。今年も昨年のモーツァルトのように若い頃から少しずつさらっていたけどやりきっていなかったいろいろな曲にチャレンジして練習しようと思っています。IMSLPのおかげでいろんなホルンの名曲の楽譜が簡単に手に入ります。ありがたいことです。やはり今まで挑戦できなかったのは、一つには楽譜が入手できなかったことにも原因があったのかなあと思います。(高価である。富山に楽譜店がない…。)
例えばこんな曲…、モーツァルトホルン五重奏シューマンアダージョとアレグロ、ブラームスホルン三重奏曲シュポア八重奏曲、そしてマレ「ル・バスク」「ル・バスク」はあのデニス・ブレインがアンコール・ピースとしていた快速テンポの愉快な曲です。こんな曲もネットで手に入るんですね。ありがたいことです。今年も名ホルン奏者デイル・クレベンジャーpractice…practice…practice」を座右の銘にして、音楽らしく演奏できるように精進していきたいと思っています…。


# by htskawa | 2019-01-02 13:47 | Music | Comments(0)
今年1年を振り返る その2 Audio Visual 編
「今年1年を振り返る」その2は、聴きに行った演奏会やAudio、CDについて振り返ります。
まず、今年聴きに行った演奏会から…

6/17 福川伸陽 ホルン・リサイタル 立山町民会館
11/17 桐朋アカデミー・オーケストラ第57回定期演奏会 オーバードホール
12/2 富山県オペラ協会 喜歌劇「こうもり」 オーバードホール
12/20 丸山美由紀ピアノ・リサイタル2018 北日本新聞社ホール

私はホルンを吹きますから、今年生で聴いた中で一番印象に残ったものと言えば、やはりホルン奏者福川伸陽氏のリサイタルでしょう。あのような闊達なホルンはここ最近耳にしていなかったので、久しぶりの大きな衝撃でした。この影響からか、この後、いろいろなホルン奏者やアンサンブルのCDを集めることになってしまいました…。
もう一つは丸山美由紀さんのリサイタル。シューマンやベートーヴェンのピアノ曲の偉大さがよくわかりました。また、完成されたピアノという楽器の表現力が、作曲家同時期の他の楽器の作品(オーケストラ曲も含めて)を先行していたということもよく理解できました。


次にコンテンツ編です。
まず、お気に入りだったIMSLP会員でのナクソス・ミュージック・ライブラリーの試聴が秋頃からできなくなったことです。ナクソスの正規会員に比べてとても安価で、えらく大盤振る舞いなことだと思っていたのですが、何の前ぶれもなく、まさかの打ち切りでした。HPで告知くらいしても良さそうなものなのに、外国のサイトは不親切だと思いました。とは言っても、IMSLPのHP上でメジャーレーベルを除くかなりの音源にはアクセスすることはできます。

CDについては、少なくなったとは言え、ホルンものを中心に購入しました。以下が今年のお気に入りベスト10です。

① モーツァルト ホルンのための音楽 バボラーク・アンサンブル
② ブラームス 交響曲全集 ズヴェーデン/オランダpo
③ サン・サーンス 交響曲第3番「オルガン付き」 スヴェトラーノフ/スウェーデン放送o
④ モーツァルト Vn協奏曲第5番 他 エシュケナジー(vn)ボニ/コンセルトヘボウ室内o
⑤ ブラームス ホルン三重奏曲 シューマン アダージョとアレグロ バボラーク(hr)清水和音(pf)
⑥ オペラ! ベルリンpoの8人のホルン奏者たち
⑦ ヒンデミット 4本のホルンのためのソナタ ジャパン・ホルン・クァルテット 
⑧ ラプソディ・イン・ホルン 福川伸陽(hr)
⑩ 初恋 宇多田ヒカル
番外 千葉馨 コレクション・オブ・ホルン・パフォーマンス
番外 ペーター・ダム 最後の日本公演

今年も新譜は①⑩だけになってしまいましたが、どうしても旧譜が中心になってしまいます。(Amazonで中古CDなど安価で手に入るんですよ…)ブラームスの全集は上記のIMSLPの中での試聴で見つけたのですが、交響曲第4番第4楽章で私が千葉大オケの時に水野修孝指揮で経験した演奏と著しく似た表現を聴くことができてニヤリ。(第3変奏から第4変奏へのritが尋常ではないのです…)今までずっと探していた演奏に出会えた気分でした。スヴェトラーノフオルガン付きは悠揚迫らぬテンポが快い。全曲でなんと44分もかかっている…。

バボラークシューマンブラームスは今まで聴いてきた演奏を久々に凌駕する演奏に出会えました。これまでになくピアノ・パートが生かされているのと録音がすこぶるいいのがお気に入りです。モーツァルトの曲集もソロはいい演奏なんですが、伴奏がオーケストラ版ではなく、アンサンブル版にアレンジされているのが惜しい。ベルリンフィルのホルンアンサンブルは文句なしに楽しい!ジャパン・ホルン・クァルテットも今年はいくつかCDを入手しましたが、なかなかの佳品である小林健太郎ホルン四重奏曲第3番「あらたなる旅たちの時」の入った1枚を選びました。福川伸陽の曲集は、演奏がすごいのですけれどとにかく録音が悪く、彼のつややかな音色が全く再生されてこない。制作者には申し訳ないが、せっかくの好演を台無しにしていると言わざるをえません。

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番外の千葉馨ペーター・ダムのメモリアルCDは、ネットの中で偶然見つけたものなのです
が、ホルン界を背負ってきた大御所による音の遺産ともいうべきCDでした。晩年の演奏故、細かく言えば確かに文句の付け所はありますが、音楽にかける執念みたいなものを感じることができました。偶然、両方のCDにモーツァルトの協奏曲第1番とサン・サーンスのロマンスが入っており、全然スタイルの違う演奏なのですが、なぜか少し陰りのある明るく柔らかな音色がとても似ているんです。どうしてかなと考えたら、2人ともB♭シングルの楽器を使っていたんだなあと合点した次第です。
宇多田ヒカルは、日本のアーティストの中では好感の持てる一人なのですが、今回のアルバムの曲はぐっと角が取れて柔らかくなったという印象です。大人の女性による歌唱と言うべきでしょうか。彼女は日本人としては珍しく音にもこだわっているところが好きです。

来年もいい演奏にたくさん出会いたいものです。と言っても、聴く時間を確保するのがなかなか難しい…。



# by htskawa | 2018-12-31 01:18 | Audio | Comments(0)
今年1年を振り返る その1 オーケストラ編
本日より冬休みになりました。大掃除やら正月に向けての買い物、整髪に接骨院通いと1日があっという間に過ぎていきます。夕食を終えてようやくほっと一息というところです。さて、今年も1年を振り返る時期がやってきました。


本日は今年の音楽活動から…。私の出演した演奏会は以下の通りです。

1/21 第44回定期演奏会 指揮 土井浩 オーバードホール
4/22 第13回名水の里第九コンサート 黒部市国際文化センター
6/30 第45回定期演奏会 指揮 米崎栄和 オーバードホール
8/25 張鶴二胡コンサート 指揮 土井浩 富山県民会館
9/17 宇奈月アマデウス祝祭管弦楽団SPコンサート 指揮 横島勝人 セレネホール
11/10 トヤマパフォーミングアーツフェスティバル2018 富山市民芸術創造センター

また、富山シティフィル関係の演奏会として、12/2 富山県オペラ協会 喜歌劇「こうもり」公演 オーバードホール がありました。練習日が何度も仕事と重なってしまい、念願のオペラ出演は今回もかないませんでした。残念…。
今年は、やりたかったけれども今まで演奏する機会が無かったブラームスハイドン・バリエーションが第45回定期演奏会で演奏できたこと、第九モーツァルトVn協奏曲第5番を自分で言うのも何ですが、だいたい満足できるレベルで吹けたことが印象に残っています。


ホルンについて言えば…、今年の年始に、モーツァルトホルン協奏曲全曲に挑戦することを目標に掲げましたが、1月から4番、3番、2番、1番と遡って練習してきて、何とか今月で当初の目標を果たせそうです。学生の時に1番第1楽章、15年ほど前に2番第3楽章を人前で演奏する機会がありましたが、その他の曲については、楽譜は見ていながら、今まで真剣にさらう機会がありませんでした。今年はホルン協奏曲のバイブルとも言えるこれらの曲を練習してみて、ホルンという楽器の面白さや素晴らしさを改めて感じた次第です。
今年はマウスピースを新調したことあり、ホルンというものに改めて向き合えた年になりました。楽器に触れていた時間も、今まで以上に長くなっていたと思います。第九やホルン協奏曲を練習した成果が吹き方の改善にもつながっており、現在、結構いい感じで楽器を吹けています。来年も意欲をもって楽器を吹くことができればと今からワクワクしています。


# by htskawa | 2018-12-29 23:31 | Music | Comments(0)
桐朋アカデミー・オーケストラ 第57回定期演奏会 11/18
b0091411_23372043.jpg今回ももう1ヶ月以上も前の出来事ですが、桐朋アカデミー・オーケストラの定期演奏会を聴きに行きました。来夏の富山シティpoのメイン曲になっているブラームス交響曲第4番を聴く目的でに行ったのですが、シューマンピアノ協奏曲仲道郁代が弾くとあって、満員に近い客席でした。(それにしても何故こんなにと思うくらい年配の方が多かったという印象です…)指揮者の飯守泰次郎の指揮も初めて聴きましたが、なかなか渋いいい感じでした。

しかし、いくらあの仲道女史がソロを務めるとは言え、シューマンの難解な協奏曲を面白いと思って聴く人はどれだけいるかなあ、なんて思いながら聴いていました。私もこの曲には一部分を除いてそのようなイメージをもっていたのですが、今回もやはりその印象は拭えませんでした。

さて、メインのブラームス交響曲第4番ですが、ベテラン指揮者の下、すっきりとした味わいのあるなかなかいい演奏だったと思います。当日のプログラムの解説にもありましたが、この曲に内在されている新しいもの(革新的なもの)と古いもの(伝統的なもの)がうまく調和していました。第4楽章パッサカリアの第12変奏の中に、新ウィーン楽派につながるような音列のイメージ(なんと第1楽章の第1主題と同型!)が聴けたところが大きな発見だったと思います。この曲は今まで言われていた単なる懐古趣味的な曲ではないと言うことが納得できた演奏だったと思います。

ただ、終演後の指揮者によるソロ奏者のスタンド指名ですが、管楽器の一部だけというのはいかがなものか?ホルンは1番奏者が立たせてもらえず、3・4番奏者が立たされていました。何故だろうか?あくまでも演奏ではなく、指揮者の人間性に対して何か?を感じる出来事ではありました。(ちなみに同じ指揮者とソリストで翌日に東京公演があったそうです。その時はどうだったんでしょうか?)

また、今回、オーバードホールで認識を新たにしたのが、場所による聞こえ方の違いでした。前半は会場到着が開演ぎりぎりだったため4F席で聴くことになり、後半は1F席(真ん中あたり)に移動して聴いたのですが、響きの潤いが圧倒的に1Fがよかった。これが同じオーケストラかと思うほどの違いでした。シューマンの印象がよくなかったのは、この場所のせいもあったのかもしれません。たぶん私たちの演奏会でも、聴く場所でかなり違う印象を与えているのではないかと思った次第です。


# by htskawa | 2018-12-24 23:45 | Music | Comments(0)
富山県オペラ協会 喜歌劇「こうもり」公演 12/2
b0091411_23302610.jpg少し月日が経っていますが、富山県オペラ協会公演の話題を、伴奏を務めた富山シティpoの視点から書いてみます。(残念ながら、私は出演していませんので、客席で聴いた感想を…)


富山シティpoが伴奏を務めるのは「フィガロの結婚」「ヘンゼルとグレーテル」「魔笛」(前回「笠地蔵」はオケ伴なし)と回を重ねること4回目になりますが、安心して聴ける劇場オーケストラになっていたと思います。前回「魔笛」の時に、ステージマネージャーとしてオーケストラピットの中で聴いた繊細な音に感心しましたが、今回は客席(2F席)で聴いて、オーバードホールの残響の少ない響きの中でもすっきりといい音でなっていました。もちろん、これは指揮を務められた坂本和彦氏の的確なコントロールの賜なのでしょうが、テンポの揺れや歌手とのマッチングなど表現も手慣れてきているなと言うことも感じました。何回か練習に立ち会いましたが、指揮者とのコンビネーションはばっちりですね。


歌の方も、「魔笛」公演で演出を務め、新解釈に感心させられたアイゼンシュタイン役の小栗純一氏、ヒロインであるロザリンデの安田裕美さんが特に素晴らしい出来だったと思います。他にも演出、舞台、衣装など富山でもこうしたオペラを普通に見られるようになったと感じた公演でした。富山県オペラ協会の皆さんにはぜひ今後も良質なオペラ公演のためにがんばっていただきたく思いました。
「こうもり」という作品自体は、他愛ないストーリーで、有名なアリアも少ないいわゆるオペレッタというジャンルなのですが、当時の世相やだじゃれを組み込んだ軽妙さがウィーンで受けたんでしょうね。(今回の公演も富山の話題とだじゃれ満載で笑わされました。)第2幕でのゲストによる演奏も充実していました。(この部分だけで40分もかかりました!)
私はというと、この時期にいつも仕事や行事が重なり、今まで一度もオペラ協会の本番には出演したことがありませんが、ぜひ次回にチャンスがあれば吹いてみたいものだと思っています。(写真は1週間前のリハーサルの時のものです。)



# by htskawa | 2018-12-20 23:32 | Music | Comments(0)
丸山美由紀 ピアノリサイタル2018 12/15 北日本新聞ホール

b0091411_21051108.jpg富山シティフィルとは何度も共演している丸山美由紀さんのリサイタルにご招待を受け聴きに出かけて参りました。今月初めには、富山県オペラ協会の副会長として、喜歌劇「こうもり」公演で事務方として、コレペティトァとして獅子奮迅のご活躍でした。でもって同月内での本リサイタルの開催(なかなか大変なプログラムなのに)ととても精力的に活動しておられます。今回のプログラムは以下の通りでした。

モーツァルト ピアノソナタ 第10番 K.330
ベートーヴェン ピアノソナタ 第31番 Op.110
シューマン 交響的練習曲 Op.13

草原を渡る風のような素敵なモーツァルト、剛毅さと情熱をあますところなく表現したベートーヴェン。ともにすばらしい演奏でした。ベートーヴェンは2年前のサロンコンサートで第30番を取り上げておられましたが、後期のベートーヴェンの円熟していながら、孤高の境地にある作曲者の思いをよく表しているように思いました。特に第3楽章の濃密な曲想は、同時期の管弦楽曲では表現しきれないところまで進んでいるように感じました。ピアノ芸術たる所以ですね。メインプログラムのシューマン初期の30分を超す大作である交響的練習曲は圧巻でした。それぞれの変奏曲のえがき分けはもちろん、ロマン派らしい情熱の表現にも事欠かれていませんでした。そしてフィナーレの躍動感と推進力に圧倒されました。弾き終わった後の肩で息をされる丸山さんの姿が印象的でした。

今回も丸山さんご自身の曲目解説になるプログラムでしたが、ご自身の半生記とも言うべき「よもやま話」と愛する娘さんの旅行記「おまけ」がよかった。彼女(娘さんも)人柄がうかがえる半生記と旅行記でした。
本県を代表するピアニスト丸山美由紀さんの今後のご活躍を祈っています。また共演できる機会があればいいな…。


# by htskawa | 2018-12-16 21:07 | Music | Comments(0)
妙高山登山 10/8
紅葉をねらっての山行き第2弾です。今回は新潟県妙高山2454mを目指しました。実は妙高山はこれで3度目のアタックなのです。4年前は台風で関温泉まで行って断念、3年前は頂上まで登りましたが、ガスのため途中から全く景色が望めない状況でした。(2015年参照)今回も台風25号の進路が気になりましたが、なんとか晴れ、紅葉と頂上からの展望を期待して出かけることになりました。

燕温泉出発 6:00
前日に登山口のある燕温泉にて前泊。風情ある岩戸屋さんで週日の疲れを癒やして登山に備えます。
前日は雨が降っていましたが、明け方には上がったようです。山の朝はもうかなり涼しいというか寒い気候になってきているようです。しばらくは舗装された道路を歩きますが、そのうち道も細くなり、山の中に入ってきたという感じになってきます。そして地獄谷という谷沿いの道になると見事な眺望を楽しむことができました。周りの山々の紅葉のきれいなこと、時折顔を出す太陽の光でそれこそ黄金色に輝いているかのようです。
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滝 7:00
紅葉を楽しんでいるうちに、赤倉温泉源湯のあるところに着いて一休み。(6:45)そこからしばらく歩いて光明滝、称名滝と2本の滝の傍らを通り過ぎると本格的な登山道になってきます。途中沢沿いを歩いたりしながら、難所である胸突き八丁にとりつきます。(8:00)今回も少し前に燕岳登山口からの急登を登っていますのでそれほど苦しくは感じませんでした。この辺りから紅葉の中に入っていくという感じになります。
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光善寺池 8:55
胸突き八丁を登り切ると、天狗堂という祠のある休憩場所に出ます。(8:45)一息入れて歩き始めると少し行ったところに光善寺池という小さな池の近くに出ます。前回は近くまで行って池の中のサンショウウオの子供を見ることができたのですが、今回はロープが張ってあり池のそばには行けませんでした。残念…。そこからも景色を楽しみつつぐんぐん高度を上げていきます。途中、鎖場でスリルを味わいます。(高度感はありますが、足をかけるところが切ってあり、それほど登るのは難しくありません。)
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妙高山山頂(南峰)10:35
頂上付近はけっこう岩場となりますが慌てずゆっくりと登っていきます。(前回この岩場を登った記憶がさっぱりありません。それほど天気が悪く印象に残っていないということか…)ということで頂上(南峰)に着いたのが10:35トータル4時間35分で前回とほぼ同じコースタイムで登ってこれました。今回は前回と打って変わって素晴らしい360度の眺望を楽しむことができました。少し雲がかかってきていましたが、遠くに白馬岳や、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、近くには火打山や焼山、そして妙高山の外輪山の紅葉を見ることができま
した。昼食は少し歩いて、前回と同じく北峰の広場で。天気が回復したためか登山客も多かったです。
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下山開始 11:45
かなり長い休憩を取った後、頂上とお別れです。前回は燕新道という外輪山の方へ下りていくコースをとったのですが、これがかなり時間がかかってしまったので、今回は登ってきた道を引き返すことにしました。下りは怖いかなと思っていた鎖場も割と簡単に通過できました。景色を楽しみながら、足が痛くならないようにゆっくりと下りていきます。光善寺池には13:00に到着。もう少し下って天狗堂で休憩をとります。(13:10)途中からガスがかかってきて、周りは何も見えない状態になってしまいました。天狗堂を過ぎるとすぐに胸突き八丁です。急登なので、気を付けながらゆっくりと下りていきます。下りきったのが13:50。なかなかいいペースです。二つの滝(14:20)、赤倉温泉源湯(14:35)を過ぎ、登山口に戻りました。下山には3時間20分。だいたいコースタイム通りで、今回は膝が痛くならなかったのが助かりました。源湯からの下りの舗装路は足の指が痛くなって辛かったです…。

登山口で 15:05
入山する時に、登山口で協力金500円を納めたのですが、これに関するアンケートを求められました。疲れていましたが、登山のために汗をかいている人のだからと思って協力しました。これについては現在、社会実験中ということでしたが、快適で安全な登山のためには必要なことかなと思いました。その後は、昨晩泊まった岩戸屋さんで温泉につかって帰路につきました。


# by htskawa | 2018-10-22 22:25 | Private | Comments(0)
燕岳登山 9/23
9月後半の連休に燕岳登山に行ってきました。今年の夏は台風等で天気の悪い日と休日が重なり、計画していた登山ができませんでした。三連休が晴れという好機をとらえて満を持しての登山となりました。
富山から登山口の大町市中房温泉までは、車で4時間ほどかかりますので、今回は早朝から登りたかったので、目的地からおよそ30kmほど手前の大町市にて前泊しました。(できるだけ安い宿舎でもちろん素泊まりです。)

大町市を出発 4:30
登山口である中房温泉を目指すも、登山口周辺の駐車場が混雑して入れないということで、10kmほど手前の有明神社(登山口までの定期バスの発着場となっている)で、半ば強制的に駐車させられました。多くの登山者がここで駐車させられ、登山口までのバス待ちをしていました。臨時バスやタクシーも何台も往復していて登山客を運んでいます。1時間ほど並んで乗り合いでタクシーに乗車。最初から大きく計画が狂ってしまいました。

中房温泉登山口を出発 7:25
登山口1462mからいきなり急登になります。ここは「北アルプス三大急登」の一つ。きついのもうなずけます。あまり無理せず、セオリー通り小さな歩幅で着実に高度をかせいでいきます。最初の目印である第2ベンチへの到着は8:35
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合戦小屋に到着 10:30
登り始めて3時間。中間点である合戦小屋に到着します。ほぼコースタイム通りでした。いい滑り出しです。ここではとても多くの登山者が休憩していました。小屋の主人に話を聞くと9月も天気の悪い日が多く、紅葉も急に進んだこの日に登山者が集中したのだろうということでした。ここは大きい休憩所なので、大勢いたわりにはベンチに座って休むことができました。(名物のスイカは時期が終わっているので当然食べることができませんでした。)
合戦小屋を出発してしばらく行くと、大天井岳に続く尾根の向こうに槍ヶ岳の穂先が見えてきます。辺りも赤・黄・オレンジに色づきそれは見事な景色でした。30分ほど登ったところで、合戦尾根に着きます。はるか彼方に目指す燕岳とその麓に位置する山小屋である燕山荘が見えてきます。紅葉する木立の中をぐんぐん登っていきます。

燕山荘に到着 12:10
合戦小屋から1時間半、ようやく頂上近くの燕山荘に着きます。一息入れてすぐに頂上を目指します。尾根伝いの登山道は、南からの冷たい風がけっこう強く吹いていて寒いくらいでした。頂上付近では、花崗岩が多く露出しています。イルカ岩、メガネ岩と名のついた名所を見ながら、頂上を目指します。燕岳は「北アルプスの女王」と呼ばれています。途中から見える燕岳その名前に恥じない美しい山姿でした。
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燕岳山頂制覇 12:40
燕山荘から歩くこと30分、燕岳山頂2762mに到着。頂上にも人が多く、寒いのと狭いので、写真を数枚写して燕山荘まで引き返します。途中に見える槍ヶ岳や穂高連峰が美しい。雲海の彼方には北岳や間ノ岳、遠くに富士山も見ることができました。燕山荘到着は13:20。ここでしばし休憩します。ここは650名が収容できる歴史のある立派な山小屋です。今日は宿泊客も多そうでした。ここから大天井岳を通り常念岳槍ヶ岳に縦走していくことができます。いつか挑戦してみたいルートですね。昼食もここでとったのですが、食堂で食べた
ビーフシチューの美味しさといったら…。
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下山開始 14:00
お腹がいっぱいになったところで小屋を後に下山を開始します。周りに見える紅葉の山々を見ながらの下山でしたが、下りは楽かと思いきや次第に足、膝が痛くなってきます。中間点である合戦小屋へは15:00到着。下りは登山客は少なかったな。

ようやく中房温泉へ 17:00
やっとのことで登山口に帰り着きました。なかなか苦しい下山路でした。ところが、ほっとしたのもつかの間、ここに来て不測の事態が…。
なんと中房温泉までの定期バスが1時間も前に終了しています。タクシーも予約待ちでいつになるかわからないとのこと。朝の状況からみて、臨時便があると思い込んでいたのですが。2人で途方に暮れていたところ、自家用車で来ていた若者グループの車に便乗させてもらうことができました。(彼らも有明神社に駐車しており、仲間を乗せるために車を取りに行ってきたとのことでした。)人の情けのありがたさを身にしみた帰り道でした。
その晩は有明神社近くの穂高温泉にて宿泊し、疲れた体を温泉で癒やしました。(けれどもこのあと3日間筋肉痛に泣かされました。)翌日は、安曇野周辺の美術館(岩崎ちひろ美術館、北アルプス展望美術館)を巡って帰路につきました。




# by htskawa | 2018-10-14 23:00 | Private | Comments(0)
鏡平行(8/23)
だいぶん時が経っていますが、8月にかみさんと一緒に北アルプスの槍ヶ岳を臨める絶景ポイントである鏡平に登ってきた時の記録です。夏休みに3泊4日で鏡平-双六岳-黒部五郎岳という縦走を計画していましたが、あいにくの台風襲来で計画が頓挫し、なんとか台風の影響の少ない日に的を絞って、日帰りの鏡平への旅となりました。

自宅出発 4:30
自宅を出発して、国道41号線を南下して神岡町を経由し、登山口である新穂高温泉を目指します。一般道オンリーでしたが、早朝であるため快調に目的地までのドライブすることができました。

新穂高温泉到着 6:30 
およそ2時間で新穂高温泉に到着していましたが、駐車場の入り口を探すのに時間をとられて、登山口である新穂高センターを出発するのが7:00となってしまいました。駐車場は新穂高センターの手前にあるので、初めて行くときは駐車場入り口の看板(小さい!)に注意する必要があります。

わさび平到着 8:20 
林道を進み、最初の目印であるわさび平小屋に到着。林の中の小ぎれいな小屋でした。小休憩をとった後、小屋を出発。8:40には本格的な登山道に入ります。この小池新道は、しっかりと整備されており、とても整備された歩きやすい登山道でした。表銀座縦走コースと言われている理由がよくわかります。水場(9:36)イタドリが原(10:30)シシウドが原(11:05)を経てどんどん高度を上げていきます。途中の花畑もとてもきれいでした。

鏡平到着 12:00 
正午直前に今回の目的地である鏡平に到着しました。鏡池に映る槍ヶ岳が見られるはずでしたが、台風の影響による強風で池に波が立ち、残念ながらきれいに池には映りませんでした。風がなければさぞかし絶景が見れたのにと悔しく思いました。近くの鏡平小屋で昼食をとります。小屋でとったラーメンの塩味が疲れた体にしみます。この時、小屋で知り合った夫婦連れはこの後、双六岳を目指すとのこと。台風の影響はどうっだったのでしょうか。写真では青空が見えますが、周りはほとんど雲に覆われていたのです。所々に雨雲も…。
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下山開始 12:45 
先に進みたい気持ちをぐっとこらえて下山を開始します。いつかまたこのコースで縦走できることを楽しみにして。シシウドが原(13:30)水場(14:45)わさび平小屋(16:00)経由して登山口である新穂高センターを目指します。

新穂高センター到着 17:00 
ようやくスタート地点である新穂高センターに着きました。下山には4時間15分かかったことになります。コースタイムから30分オーバーと、やはり私たちの体力ではどうしても下山に時間がかかってしまいます。私の場合、最近下山途中に膝が痛くなることが多く、どうしてもスピードが出せません。途中ですいすいと下っていく若者がうらやましい!
その日は新平湯温泉「山ぼうし」にて汗を流し、おいしい料理に舌鼓を打ちました。(例のごとく、その後数日、筋肉痛がとれませんでした…)
# by htskawa | 2018-10-07 11:58 | Private | Comments(0)
湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
通称「モーツァルト音楽祭」に今年も出演してきました。今年で9年目となるこのコンサートですが、今回は「横島勝人プレミアムトーク」での交響曲演奏(第1番、第17番、第25番、第40番、第41番の部分演奏)と音楽祭スペシャルコンサートでの歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」と結構な出演数となりました。
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中でも印象深かったのが富山シティフィルでも共演した渋谷優花さんをソリストとして迎えたヴァイオリン協奏曲です。本当にモーツァルトらしい優美な演奏でした。伴奏しながら渋谷さんの見事な独奏を堪能しつつ、高音頻出のやっかいなホルンパートを何とか吹き終えることができました。(数年前に堀正文さんの伴奏を務めたことがあるのですが、そのときの雪辱を果たしたというべきか…)このヴァイオリン協奏曲第5番にしろピアノ協奏曲第23番、クラリネット協奏曲にしろモーツァルトのイ長調の曲はホルン吹きにはやりがいがありますね。本当に最近はモーツァルトの曲を演奏することが楽しくてなりません。(今年の初めにホルン協奏曲全曲に再挑戦することを目標に掲げましたが、今のところ順調に練習を進めております。)

ただ、いつも思うのはこのスペシャルコンサートのメイン曲がレクイエムなので、ホルンの出番がないこと。そろそろ戴冠式ミサ等のホルンの入った合唱曲なんかも取り上げてくれないものかしら、と残念に思ったりもするのでした。

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今回この音楽祭での収穫は、演奏だけにあらず、美味しいものに2つも出会いました。一つはお馴染みのカフェ・モーツァルトのメニューであるモンブラン!とっても上品な甘さが絶品!コーヒーにぴったりでした。もう一つはこのカフェのそばにある酒井菓子舗で見つけたその名も「フィガロの結婚まん柔」(変換のミスではありません。「饅頭」ではなく「まん柔」なのです。)この音楽祭期間限定、オーストリア産貴腐ワインに浸したブドウが米粉で作った皮で包んであるとても柔らかい「まん柔」なのです。この甘さもとっても上品。まさに和と洋の絶妙なランデブーです。この店主さんがまた面白い方で、この「まん柔」の由来を懇切に語っていただきました。何でもオーストリア産ワインが高騰している折、作れば作るほど赤字になるとか。採算度外視で作られる宇奈月愛にあふれる一品でした。

# by htskawa | 2018-09-18 23:27 | Music | Comments(0)
第45回定期演奏会 6/30 in オーバードホール
今年上半期最後の日に富山シティフィルハーモニー管弦楽団第45回定期演奏会を開催しました。梅雨の真っ最中ですが、まずまずの天候が幸いしてか入場者数は1177人ということで多くの方々に聴きに来ていただきました。また今回は多くの若手の運営の役員の皆さんが奮起され、オーケストラ側にとってもいい会になっていたのではないかと思います。まずは感謝です。ありがとうございました。
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さて、今回のプログラムです。

 1 J.シュトラウスⅡ 喜歌劇「こうもり」序曲
 2 ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
 3 チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

指揮者は今回で3度目の定期演奏会を振ることになる米崎栄和氏でしたが、毎回のことながら妥協をしない彼の音楽作りが私は大好きです。今回も例に漏れず厳しい練習(さむいギャグを挟まれつつ…)が続きましたが、そのおかげで完成度の高い仕上がりになったと感じています。「こうもり」序曲はウインナワルツを始め、いろいろな曲想の変化によく対応した佳演だったかと思います。「ハイドン・バリエーション」は短いながら交響曲のような内容の濃い曲なのですが、それぞれの変奏の描き分けが巧みでした。終曲のパッサカリアがなんと感動的だったことか。メインの「悲愴」はダイナミックレンジを広くとり、楽章の性格がうまく表現されていました。地の底に引きずり込まれていくかのような終楽章の幕切れは本当に見事でした。音が消えてからオーバードホールの演奏者と聴衆を取り巻く空気が止まってしまったかのような感じが何とも言えませんでした。(たぶん)
またいつか米崎先生と一緒に演奏できることを切望したいと思います。こんな気持ちを持っているのはおそらく私だけではないでしょう。


さきほど「たぶん」と書いたのには訳があります。オーケストラとしては初の試みでしたが、今回、各曲のビデオ撮影の指示係を設けました。私は「悲愴」を担当しましたが、45分間、ステージ脇でモニターとにらめっこしながらカメラマンとスイッチャーへの指示は想像した以上に神経を使いました。仕上がりがどうなるかはわかりませんが、できたら遠慮したい仕事ですね…。



# by htskawa | 2018-07-01 22:59 | Music | Comments(0)