今回は今年聴きに行った演奏会とイベント等について振り返ってみます。
富山でも良質の演奏会やステージはたくさんあるのですが、意外に行っていないなあと言うのが実感です。私自身が本来出不精というか、インドア派であるためか、よほど「これは!」というものがなければ足が向かないからであります。(言い訳ですね…) 4/17 ミュージカル「ラ・カージュオフォール」 オーバードホール 9/17 桐朋オーケストラアカデミー特別演奏会 曲目:ドヴォルザーク チェロ協奏曲、 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 オーバードホール 10/16 ミュージカル「ミス・サイゴン」 オーバードホール 12/23 バレエ「くるみ割り人形」 オーバードホール 今年聴きに行った唯一のクラシックの演奏会である桐朋オーケストラアカデミーの演奏会は尾高忠明による円熟の指揮を堪能することが出来ました。メイン曲がショスタコーヴィチの交響曲第5番。今この時期にロシアものにあえて挑む演奏者らの気迫が伝わってきました。逆説的に言えば今の時期こそこの曲はふさわしいとも言えましたが…。 ミス・サイゴンはオーバードホールのステージ機能、音響機能、照明機能をフルに使った圧巻のステージでした。「蝶々夫人」を現代に翻案した本作を素晴らしい出演者と演奏者の下で観ることが出来た感動のステージでした。 熊川哲也監督による「くるみ割り人形」は人間が持つ躍動性を十二分に見せてくれたステージでした。目の前で踊られるバレエに感動したのは初めてではないかと思います。チェレスタを含むオーケストラも充実したチャイコフスキーの音楽を聴かせてくれました。 音楽関係以外では以下の3つが記憶に残っています。 10/3 西洋絵画400年の旅 富山県美術館 10/23 兵動大樹のおしゃべり大好き。in富山 富山県民会館 12/5 バンクシーって誰?展 高岡市美術館 12/7 ビートルズ大学TOYAMA 第6回 富山市民プラザ 2つの美術展はどちらも素晴らしい絵画や作品をじっくりと見ることが出来ました。バンクシーの方は作品があった環境までをも再現していた美術館スタッフの力に敬意を表したいと思います。 涙が流れるほど笑わせてもらった兵動大樹さんのステージ。時にはこんなのもよかった! ビートルズ大学は中学生の時から好きだったビートルズについて、新たな気付きを得る機会になりました。ジョンの最後のソロアルバムにある「WOMAN」という曲を知ることが出来たのも収穫でした。この曲ほんとビートルズへのオマージュなんだなぁ…。 以上、今年聴いたり観たりしたのステージ&イベントでした。
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by htskawa
| 2022-12-30 21:15
| Music
健康面でいろいろありましたが、とにかく再びステージに立てた1年でした。以下が今年、私が出演した演奏会の記録です。
2/27 富山シティpo ウインターコンサート オーバードホール 出演曲:マイスタージンガー前奏曲、春の声、花のワルツ、剣の舞他 6/19 富山シティpo 第49回定期演奏会 オーバードホール 出演曲:歌劇「運命の力」序曲 11/6 富山県オペラ協会 歌劇「カルメン」 オーバードホール 12/3 富山県オーケストラ連盟合同演奏会 富山県民会館 出演曲:ベートーヴェン 交響曲第8番 富山シティpoでの2つの演奏会は、腰痛と闘いながらの出演でしたが、人前で演奏が出来ること、そしてそのためにみんなと練習が出来ること(練習指揮も何度もさせてもらいました)のすばらしさを改めて知ることになりました。 一昨年から新型コロナウイルスの流行で延び延びになっていた歌劇「カルメン」ですが、富山県オペラ協会の公演に初めて出演できたということでも嬉しさひとしおでした。指揮の坂本和彦先生を初め、多くの出演者、スタッフ、関係者の元、総合芸術としてのオペラをピットでの演奏者として存分に楽しめました。ホルンには聴かせどころもたっぷりありましたし。 この公演には事前に腰に痛み止めの注射(ブロック注射というやつです)をして臨みましたが、残念ながら途中で痛みが出てきて「最後まで大丈夫かしら」と心配しましたが、幸い休憩が長かったので十分にストレッチができたのと足を伸ばして休むことが出来、何とか最後まで持ちこたえました。(^_^; 富山県オーケストラ連盟の合同演奏会ではベートーヴェンの交響曲第8番を演奏しました。今までやりたかったんですが、なかなかやる機会が無く、今回初めて演奏することが出来ました。もちろんほぼ吹きっぱなしで迎える難所の第3楽章のトリオはかなり練習をして臨みましたが、そこそこ吹くことが出来て一安心です。この日は腰痛もほとんど無かったのも幸いしました。 27年前に自宅を新築した際に、防音室を造ったことの有り難さを今しみじみ感じています。いつでも好きなときに練習できるのですから。このコロナ禍ほどこの部屋を有効に活用したことはありません。身体的にいろいろ不具合なことも出てきていますが、ホルンとはまだ少し一緒にがんばっていけそうです。 #
by htskawa
| 2022-12-29 23:31
| Music
今回は今年の音楽活動について振り返ってみたいと思います。
新型コロナウィルスが世に出て3年目となった今年2月に久々に演奏会に出ることが出来ました。2020年12月に教員生活の最後の年に子供たちの前で演奏して以来の人前での演奏と言うことになります。楽器も久々にオーバーホールして演奏活動に備えました。 けれども、具体的に語る前に、今年は私にとって大きな決断を迫られるような身体の状態についてのことがあったので、それについてまず書いておきたいと思います。 1 義歯の装着 7/29のフェイスブックでも書いた欠けた歯のことですが、その数日後に差し歯にしていた前歯が根元で欠けてしまいました。差し歯としては修復不能と言うことで、局部義歯つまり部分入れ歯を装着することになりました。 歯茎の治療や義歯の型どりのために、2ヶ月近く前歯が無い状態で過ごしましたが、一応楽器は吹くことが出来ました。しかし、微妙に息の流れが変わるのか以前よりも音の精度が落ちたように(はずしやすくなったように)感じました。 義歯を入れてみて改善されないようならば楽器演奏も断念しなければならないと考えるほど私には大事だったわけですが、幸い装着後も以前と変わらない感じで吹くことが出来ました。今も装着時には若干違和感を感じますが、すぐに慣れてしまい日常生活にも支障が無いので、これでよしとしています。寝る前の手入れや洗浄といった手間はあるのですが…。「入れ歯でも楽器は吹ける!」です。 2 腰痛への対処 昨日も書いた腰痛のことです。管楽器は息を支えるときに腹筋を使うのですが、このおなかに力を入れた時に腰に激痛が走る時期がありました。今年の前半までが苦しい思いをしました。特にハイトーンを出す時がしんどかったな…。 夏にはだいぶん痛みが取れて楽にはなったのですが、時々は痛みが来るので、そうした時の痛み軽減のためのストレッチや痛み止めの薬を飲むタイミングの調節を考えていきました。ある程度、このようにしたら対処できるという感じがつかめてきたところです。しばらくはこの調子で脊柱管狭窄症と付き合っていかなければなりませんね。「腰痛とはうまく付き合っていく!」です。 #
by htskawa
| 2022-12-29 20:24
| Music
昨年末のブログで「新型コロナも一段落して…」みたいなことを書いていました。社会生活もだいぶん戻ってきたこの1年でしたが、現在また陽性者が増加傾向にあり、いつまでも警戒をしていかなければと思うとうんざりですね。私も8月末に陽性となりましたが、幸いたいした症状も出ずにすみましたけど…。
さて、まず今年のブログの更新が初めて全く出来なかったことを猛反省するところから話を始めないといけないですね…(^_^; 3月末で富山市教育センター指導員を退職し、4月から完全フリーとなって時間は有り余っているはずだったのですが。仕事を辞める原因となった脊柱管狭窄症からの腰痛が寒い季節の間ひどく、特に寝起きや立ち仕事の後などかなり辛いものがありました。楽器を吹いているときにも痛みが出ることがあり、楽器もやめなければならないかと一時真剣に悩みました…。 また、今年米寿を迎えた母の介護(要介護の認定を受けた)やたびたびコロナの濃厚接触者となって保育所を休まなければならなくなった孫の世話やらで、ホントに忙しかった!こうしたいろいろな言い訳があり、昨年をさらに上回る最少更新回数となったのです。 腰痛については、今まで無理をして腰に負担をかけてきたところへ、昨年のアキレス腱手術のリハビリの過程で一気に痛みが顕在化したと言う見立てでした。痛み止めの服薬やひどいときは腰への注射をするほどだったのですが、ストレッチやウォーキングなど軽い運動を続けた結果、7月くらいから激痛の頻度は激減しました。現在は様子見という感じです。 この腰痛のおかげで、あれだけ楽しみにしていた登山が難しくなってしまいました。退職後はまだ登っていない百名山に挑もうと思っていたのですが。その代わりに、腰のリハビリを兼ねて、近辺の低山に登っています。今年登った中では、写真の上市町の城ヶ平山(446.5m)がとても印象に残っています。1時間30分くらいで登れる山ですが頂上からの眺望が忘れられません。日本アルプスの山々に挑戦できる日がまたやってくるのを夢見るこの頃です。 #
by htskawa
| 2022-12-28 23:45
| Private
オーケストラ編
2021年の初め、コロナ禍で世の中のかなりの活動が制限されていた頃、今年の目標を「無理をせず音楽活動をしていく」と設定していました。3月の退職を機に富山シティフィルの活動に復帰して6月の演奏会を目指していた矢先に件の足の怪我をしてしまい、またしても戦列を離れることになってしまいました。
出演できなくなった6月の演奏会は、いつもの音楽ホールではなく、練習場である富山市民芸術創造センターで行うという異例のコンサートでもあり、長らく私たちのオーケストラを育ててくださった土井浩先生のフェアウェルコンサートでもありました。幸い聴きに行くことは出来ましたが、本当に出演したい演奏会だっただけに残念な思いをしました。 9月の宇奈月でのモーツァルト音楽祭も出演を計画していましたが、やっぱりコロナ禍で音楽祭が中止になってしまいました。ということで、今年もオーケストラ等の出演はゼロということになってしまいました。何とも寂しい…。 その分自宅でいろいろなソロ曲に挑戦できたことは収穫ではありました。当初に計画していた曲とは少し違いましたが、長く目標としていたR.シュトラウスのホルン協奏曲第2番、モーツァルトのホルン五重奏曲の練習に打ち込めたことは望外の喜びとなりました。学生の時、若い時とはまた違った表現を追求できたことが自分では嬉しかった…。 足を運んだ演奏会も3月の丸山美由紀さんのリサイタルのみと言うことで、後はもっぱら自宅での音楽鑑賞となってしまいました。(これはこれでレコードによる鑑賞を復活させたというエピソードもありますので、それは別にお話ししましょう) 録音された音楽を聴くことを否定的に見る意見(悪く言うとコンサート至上主義みたいな)もあります。丸山さんの演奏会のプログラムにも記してありましたが、実際に演奏会で演奏者と観客が同じ空間を共有することは、音楽活動にとって代え難いことではありますが、一人でじっくりと録音された音楽に正対することも、聴き方によってはとても深い音楽体験になり得るものだと信じています。 #
by htskawa
| 2021-12-28 23:50
| Music
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